
UCCグループのユーシーシーフードサービスシステムズは9月1日、「上島珈琲店 神保町店」を創業の地・東京都千代田区にて再オープンした。上島珈琲店は2003年6月に神保町で1号店を開業し、以来ネルドリップコーヒーや厳選素材のフード、日本の喫茶文化を意識した空間づくりを続けてきた。新店は23年間のブランドアイデンティティを反映しつつ、自然光の差し込む明るい内装や木と紙を使った意匠など、懐かしさと温かみを感じさせるオーセンティックなデザインを採用している。
長年愛されてきたブランドが原点に戻る姿は、飲食店経営者にとって自店のルーツや強みを見つめ直すきっかけになるのではないでしょうか。
大手グループの喫茶ブランドが創業地への再出店という形で自社のアイデンティティを強化する動きは、老舗ブランドが競争激化する喫茶・カフェ市場で独自性を打ち出す一つの方向性を示しています。
自店の歴史や創業時のコンセプトを再確認し、内装やメニューに反映させるという道もあれば、逆に新規性を打ち出して差別化を図るという道もあります。どちらを選ぶにしても、ブランドストーリーを顧客にどう伝えるかが鍵になりそうです。