
東和銀行は9月1日、老舗焼肉店「肉の田じま」を運営する実栄商会(東京・江東)に対し、事業の将来性を担保とする「企業価値担保権」を活用した融資を実行したと発表した。金額は非公表。資金は本店建て替えなど業容拡大に充てる。今年5月施行の「事業性融資推進法」に基づき、8月28日に担保権を設定。東和銀にとって同制度の活用は初めてで、不動産担保や経営者保証に依存せず、顧客基盤や事業全体の価値を評価した融資となる。同行は実栄商会のメインバンクとして長期的な成長支援を掲げている。
老舗として地域に根付いてきた焼肉店が、新しい制度を使って前向きな投資に踏み出せたというニュースは、資金調達に悩む多くの経営者にとって励みになる話ではないでしょうか。
今回の融資は、今年5月施行の事業性融資推進法に基づく「企業価値担保権」の活用事例のひとつで、不動産担保や経営者保証に頼らない資金調達の選択肢が広がりつつある局面を示しています。地方銀行がこうした新制度に取り組み始めている点は、飲食業界の資金調達環境全体にとっても注目すべき動きです。
店舗の建て替えや設備投資を検討している経営者にとっては、従来の不動産担保型融資に加えて、事業の将来性や顧客基盤を評価する新しい融資制度を選択肢として調べてみるという道もあります。また、メインバンクと長期的な関係を築きながら、こうした制度の活用可能性について相談してみるという道も考えられます。