
サンマルクホールディングスは9月17日、カトープレジャーグループ傘下ケー・エキスプレスが運営するうどん専門店「つるとんたん」事業を128億円で取得すると発表した。同事業は国内直営14店舗、海外フランチャイズ2店舗、製麺・ギフト販売を含み、吸収分割方式で新設会社に承継される。サンマルクHDは牛カツ業態強化に続き、インバウンド需要取り込みと海外展開を見据え和食業態を拡充する狙い。
長年ブランドを育ててきた既存事業が大手資本に取り込まれるニュースは、独立系の飲食店経営者にとって複雑な思いを抱かせるものです。一方で、事業が正当に評価され次のステージへ進む姿は励みにもなります。
チェーン外食大手が海外展開力とブランド力を持つ専門店を買収し、インバウンド需要を取り込む動きが強まっています。今回の128億円という規模は、単店経営では実現しづらい海外FC展開や製麺・ギフト事業まで含めた面での取得であり、大手による業態多角化・グローバル化戦略の一環と位置づけられます。
個店や中小チェーンにとっては、自社ブランドの海外展開や資本提携を模索する道もあれば、逆に大手が手掛けない地域密着・専門特化の強みを深める道もあります。また、インバウンド客の取り込み方について、価格設定やメニュー訴求を見直す選択肢も考えられます。