エー・ピーホールディングスが展開する「炭火焼鳥 塚田農場」は、産地直結の新鮮野菜を岡持ちに入れてホールスタッフが客席を回り紹介する接客を名物としている。地鶏の炭火焼を軸にしつつ、生産者から直接仕入れる「生販直結モデル」により高品質な食材を適正価格で提供する点が特徴。マス向けでも高級店向けでもない中間層「レアマス」を狙う戦略の一環として、この岡持ち演出が客の会話や満足度を高める仕掛けになっている。
新鮮な食材を仕入れても、その価値をお客様にどう伝えるかで悩む経営者は多いはずです。ただ「良い野菜を出す」だけでなく、見せ方・伝え方まで設計している点に工夫を感じた方も多いのではないでしょうか。
焼鳥業態は価格競争が激しく、原価が上がる中でどう差別化するかが各社の課題になっています。塚田農場のように生産者との直接取引で品質と価格のバランスを取りつつ、接客演出で付加価値を伝える手法は、中価格帯(レアマス)を狙う店にとって一つの参考事例と言えます。
食材の仕入れルートを見直して直接取引を増やす道もあれば、既存の仕入れのままでも紹介の仕方や接客演出を工夫して価値を伝える道もあります。原価をかけずに満足度を上げる工夫として、スタッフが食材の背景を語る接客トレーニングを取り入れる方法も考えられます。
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