1912年創業の老舗精肉店「日山」が手掛ける焼肉店「WAGYU YAKINIKU 日山」が2026年8月8日、東京・恵比寿駅から徒歩3分の場所にオープンした。同店は銘柄や格付けだけに頼らず、味わい・香り・脂の質の調和を重視した和牛の目利きを強みとし、長年の精肉店としての技術と東京食肉市場での競り経験を生かした肉選びを特徴としている。老舗精肉店が自社ブランドの延長として飲食業態に進出する動きの一例といえる。
仕入れの目利きに自信があっても、それを飲食業として形にするのは簡単なことではないと感じている経営者は多いのではないでしょうか。老舗精肉店の挑戦には、素材への信頼を軸にした説得力があります。
精肉店が焼肉業態に進出する動きは、原価高騰が続く中で「素材の目利き力」を差別化要素として打ち出す一つの流れと位置づけられます。銘柄や格付けに頼らない独自基準を掲げる点も、同質化しやすい焼肉市場での差別化策として注目されます。
仕入れルートや目利きの強みを持つ事業者が飲食業態に進出する道もあれば、既存の飲食店が仕入れ先との関係を深めて独自の品質基準を打ち出す道もあります。いずれにしても、素材の価値をどう言語化し顧客に伝えるかが鍵になりそうです。
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