
2027年4月から食料品の消費税が1%に減税される。これは2029年度本格導入の給付付き税額控除までの「つなぎ」措置で、1989年の消費税導入以来初の税率引き下げとなる。ただし対象は軽減税率適用の飲食料品のみで、外食は対象外。食料品が安くなる一方、外食は消費税10%のままとなり、価格差が拡大することで外食業界の値上げがしにくくなり、賃上げ原資の確保が難しくなる懸念が指摘されている。
仕入れコストも人件費も上がり続ける中、税制の変化まで気にしなければならないのは本当に大変なことだと思います。制度の細部が経営を左右する時代になっています。
今回の措置は外食を含まない食料品限定の減税であり、スーパーなどの中食・内食との価格差が広がる可能性があります。外食は今までどおり10%の消費税を負担しつつ、相対的に「割高」に見られやすくなる構造的なリスクを抱えることになります。
価格差を見据えて、テイクアウトや中食との差別化を打ち出す道もありますし、店内飲食ならではの体験価値を強調して価格転嫁への理解を得る道も考えられます。制度の詳細を注視しながら、業界団体を通じて声を上げていくという選択肢もあるでしょう。