
「らあめん花月嵐」を展開するグロービート・ジャパン(東京・荻窪)が8月28日、渋谷センター街に京都発ラーメン「セアブラノ神」を関東初出店した。看板は燕三条系を京都流にアレンジした「背脂煮干そば」で、京都の鰹節店2店から仕入れた煮干しを4種ブレンドし、老舗製麺所の特製麺を使用。同社は京都市内で4店舗展開しており、府外初出店となる今回は渋谷を拠点にブランド発信の役割を担う。9月18日には併設するテイクアウト専門の新業態「おむすびの神」もオープン予定で、店頭でごちそうおむすびを販売する。
京都の人気店が満を持して関東へ進出し、しかも新業態まで同時に仕掛けるという勢いのある展開に、刺激を受ける経営者も多いのではないでしょうか。
地方の人気ラーメン店が首都圏、特に渋谷のような激戦区にアンテナショップ的な形で出店し、ラーメンと物販的なテイクアウト業態を併設するのは、単一業態のリスクを分散しながらブランド認知を広げる近年のチェーン戦略の一つの形と言えます。
看板メニュー1本で勝負するのではなく、隣接するテイクアウト業態を併設して客単価や新規客層を広げるという道もありますし、逆に既存店の強みを磨き込んで専門性を際立たせるという道もあります。首都圏出店を検討する地方の人気店にとっては、渋谷のような集客力のある立地でのアンテナショップ展開が参考になるかもしれません。