丸亀製麺が韓国市場に再進出し、4号店を出店した。かつては直営展開でコロナ禍の影響もあり撤退した経緯があるが、今回はロッテとの協業という形態に切り替えて再上陸を果たした。海外展開における出店形態の見直しが、再進出成功の要因として位置づけられている。
一度撤退した海外市場に再挑戦するのは、社内外から厳しい目が向けられる中での決断だったはずです。その苦労が実り始めている様子は、海外展開を検討する経営者にとって励みになるニュースです。
直営での海外展開は本部の負担が大きく、現地の商習慣や消費者心理を読み違えるリスクも高い構造があります。今回は現地大手企業との協業に切り替えたことで再上陸を果たしており、外食企業の海外展開のあり方が「直営一本」から「現地パートナーとの協業」へシフトしている流れの一例と見ることができます。
海外展開を考える場合、まず直営で市場を試したうえで、現地事情に詳しいパートナーとの協業に切り替えるという段階的な進め方もあります。逆に最初から現地企業とのJVやFC提携を選び、リスクを分散する道もあります。どちらを選ぶにせよ、撤退や形態変更を「失敗」ではなく戦略の一部として捉え直す視点が参考になりそうです。