
パナソニックが自炊を日常的に行う全国の男女800名を対象に実施した調査で、物価高騰により内食(自炊)を行う人が増えている一方、約4割が内食を「面倒」「義務」と回答したことが分かった。また約5割が「火を使わないと調理とは言えない」という調理の“定義の厳しさ”を持っており、これが内食を前向きに楽しめない一因になっているという。物価高を背景にした「消極的内食」の広がりが浮き彫りとなった。
外食を控えて家で作る人が増えている一方で、それを心から楽しめていない人が多いというのは、飲食店にとっても他人事ではない話です。義務感で作る食事の裏には、外食への潜在的な欲求が眠っているとも読み取れます。
物価高が続く中、家計防衛のために内食へシフトする動きは以前から指摘されてきましたが、今回の調査はその内食自体が「楽しくない」「面倒」というネガティブな感情を伴っている実態を示しています。調理へのハードルの高さが、かえって外食・中食の需要を下支えする可能性もある構造です。
内食に疲れた層に向けて、手軽さや非日常感を打ち出したメニュー訴求を強める道もあれば、調理の手間を代替する半調理・ミールキット的な商品を飲食店側から提案する道もあります。また「作らなくていい罪悪感のない選択肢」として、外食・中食をポジティブに位置づける発信の仕方も一案です。
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