
ナポリタン専門店「スパゲッティーのパンチョ」を運営するパンチョが、新業態「ごちそうスープパスタ」1号店を10月2日に東京・代々木でオープンする。全国51店舗を展開する同社は2024年から一部店舗でスープパスタを試験販売し、女性客やファミリー層の利用拡大を確認。現在のパンチョの顧客構成は男性約80%・女性約20%だが、新業態では女性客比率60%を目標に掲げる。スープ、麺、野菜・具材、フォカッチャを組み合わせたメニューを全11種類展開し、既存業態とは異なる客層の獲得を目指す。
既存の看板メニューだけでは取り込めない客層がいると分かっていても、実際に新業態を立ち上げるには勇気も投資も必要です。一部店舗での試験販売から着実にデータを積み上げてきた姿勢には、経営者として学ぶところが多いはずです。
男性客中心の業態から、女性客比率60%という明確な目標を掲げた新業態への展開は、既存資産(麺・ソース開発の知見)を活かしつつ客層を広げる典型的な戦略です。ラーメンやカレーと並ぶ日常食としてスープパスタを位置づける狙いも、外食市場での新たな定番化を目指す動きといえます。
既存店舗の一部メニューを試験導入してデータを取り、需要が確認できた段階で独立業態化するという段階的なアプローチは、リスクを抑えた新業態展開の一つの型として参考にできます。また、既存業態の顧客層と重複しない客層をターゲットに据えることで、店舗間の食い合いを避けるという考え方も選択肢になります。