実業家の花蜜幸伸氏(57)は、世界初のフードデリバリーサービス「出前館」の創業者。貧しい家庭に生まれ、父は中卒の肉体労働者だったという。出前館創業後、友人の証券マンに騙され10億円の借金を抱え、闇金からの返済圧力や金融庁による「相場操縦」の疑い、東京地検特捜部の捜査にまで追い込まれた過去を持つ。インタビュー第1回では出生から出前館創業までの経緯が語られている。
デリバリー市場を切り拓いた創業者にも、想像を超える転落と再起の物語があったと知ると、経営の浮き沈みに悩む多くの店主の心にも響くものがあります。
出前館は今や大手デリバリープラットフォームとして飲食店の販路の一つに定着していますが、その黎明期を作った人物の背景はあまり語られていません。業態の歴史を知ることは、デリバリーとの付き合い方を考える一助になります。
創業者の人生から直接の経営ノウハウを得るというより、栄光の裏にあるリスクの大きさを知る材料として読むという捉え方もあります。デリバリー活用を検討する際に、プラットフォームの成り立ちや歴史的経緯を理解しておくという道もあります。