
宮城県岩沼市の利久が運営する飲食店「希望の丘醸造所HOP&SPICE」(仙台市青葉区)は11月18日、JRフルーツパーク仙台あらはま(若林区)と共同開発した新商品を発売した。イチゴを使ったクラフトビール「アラハマベリーフォグ」はスモールサイズ750円で甘酸っぱい味わい。ブルーベリーとバニラアイスを合わせたブリオッシュのフレンチトーストも同時に登場し、フルーツパークで収穫した果物を活用した地域連携型の商品開発となっている。
地元の生産者と手を組んで新しい商品を生み出す取り組みは、経営者としてワクワクすると同時に、開発コストや原価計算の悩みも想像できます。話題性のある一皿を出すまでの苦労は簡単ではないはずです。
地域の農産物や施設と飲食店が連携し、既存業態の枠を超えた商品を打ち出す動きは各地で広がっています。今回のように醸造所併設の飲食店が地元果実を使ったビールとスイーツ系メニューを組み合わせるのは、単品の目新しさだけでなく地域ブランディングとしての側面も強いと言えます。
自店でも近隣の生産者や観光施設と組んで限定メニューを開発するという道もありますし、既存メニューに季節の地元食材を取り入れる形で小さく試すという方法も考えられます。SNSでの話題化を見据えた商品設計をあらかじめ検討しておくという選択肢もあるでしょう。