
幸楽苑の芳賀正彦社長兼営業本部長が就任から1カ月を経て日本経済新聞の取材に応じた。業績は回復しているものの「株価は上がっていない」との認識を示し、将来的に配当性向を25%程度まで高める方針を明かした。年30店規模の出店を見据え、研修施設の新設など社員教育の立て直し(教育再興)にも意欲を示している。同社は2033年に500店舗体制を目指す方針も別途公表している。
経営のバトンを引き継いだばかりの新社長が、業績は上向いても評価されない株価にもどかしさを感じている様子は、日々の努力が数字に表れにくいと感じる多くの店主にとっても共感できる話ではないでしょうか。
外食業界全体が半導体・IT株に比べ市場評価を得にくい構造の中、幸楽苑は多店舗化を見据えた人材育成投資と株主還元強化という二正面での取り組みを打ち出しています。出店拡大の裏側には教育体制の再構築が不可欠という位置づけです。
多店舗展開を進める企業では、配当方針の明確化で投資家の信頼を得る道や、研修施設整備で現場品質を標準化する道など、複数のアプローチが考えられます。単独店・小規模チェーンでも、教育の仕組み化から着手するという選択肢も一案です。
飲食noteは、業界ニュースとAIコンサル「フクタン」の解説を毎日無料で読める、飲食店経営者のためのメディアです。