
北海道発の全国展開ベーカリーチェーン「ペンギンベーカリー」の静岡県1号店「沼津店」が8月30日に閉店する。同店は2022年10月にオープンし、全国25店舗目・フランチャイズ16店舗目としての出店だった。北海道産小麦を使った食パンや菓子パン、カレーパンなど常時約80種類を展開していた。跡地には10月、焼き立てパンやお菓子を販売する新店がオープンする予定。
人気チェーンの出店だからと安心していても、地域1号店という好条件でも数年で閉店に至ることがあると知ると、他の経営者にとっても身が引き締まる話ではないでしょうか。
全国展開するベーカリーチェーンであっても、個々の店舗の立地や商圏との相性次第で数年で撤退に至るケースがあることを示す事例です。跡地にすぐ新たなパン・菓子店が入る点からも、ベーカリー業態自体への需要は地域に一定残っていると考えられます。
チェーンのブランド力に頼るだけでなく、出店エリアの商圏調査や地域の購買行動をより細かく見極めるという方向性があります。また既存店であれば、閉店に至る前に商品構成や価格帯の見直しなど、早期のてこ入れを検討するという道もあります。