
岡山市の(有)聖原田が8月17日に岡山地裁から破産手続き開始決定を受けた。1996年設立で、定食や和風パスタを提供する「はら田」を運営し、モーニングサービスや総菜・弁当・パンのテイクアウトも展開していたが、食材価格や各種コストの上昇により収益性が悪化した。負債額は9700万円。
長年地域で愛されてきた店が、コスト上昇の重みに耐えきれず幕を閉じるのは他人事とは思えない経営者も多いはずです。定食・テイクアウトと多角化していただけに、なおさら悔しさを感じる話ではないでしょうか。
日本料理店として定食や総菜、弁当、パンのテイクアウトまで幅広く展開し、需要を取り込む努力をしていたにもかかわらず、食材費やその他コストの上昇が収益を圧迫し続けた結果の倒産です。テイクアウトなど間口を広げても、コスト増のスピードに利益改善が追いつかないケースが業界内で増えている構造が見て取れます。
原価上昇に対しては、メニューの絞り込みや価格改定のタイミングを早める、あるいは高単価商品と低価格商品を組み合わせて客単価を調整するという道もあります。また、テイクアウトや総菜部門を持つ店では、その部門ごとの採算を切り分けて管理し、不採算な業態を早期に見直すという方法も考えられます。