
ホクレンが販売する「北海道米ミールキット」が好調だ。無洗米とレトルト具材を炊飯器に入れて炊くだけで作れる手軽さが支持され、発売から約4年で累計86万食を売り上げた。2022年に「パエリア」「中華おこわ」の2種類で発売し、23年からは「ジャンバラヤ」「とり五目」など新商品を追加。鍋やフライパンでも調理できるためアウトドア用途の需要もあるという。新商品や期間限定商品の投入で需要拡大を図っている。
時短調理へのニーズは家庭だけでなく外食の現場感覚にも通じるものがあり、簡便さが選ばれる理由に納得感を持つ経営者も多いのではないでしょうか。
米離れが指摘される中、調理の手間を減らした商品設計で累計86万食という実績を積み上げている点は、簡便性を軸にした米消費喚起の一事例として位置づけられます。
自店のメニューでも下処理や仕込みの手間を減らす簡便化の工夫を取り入れる道や、テイクアウト・冷凍商品など家庭で完結する商品ラインを検討する道、逆に「手間をかけた価値」を打ち出して差別化する道など、複数の方向性が考えられます。