
居酒屋大手チムニーが発表した8月の月次売上高(速報)によると、直営既存店売上高は前年同月比3.9%減となり、2カ月ぶりに前年を下回った。客数は同2.4%減、客単価も減少しており、来客数・単価の両面で前年から後退した形となる。居酒屋業態を含む外食チェーンの月次動向として、業界内の消費傾向を見る指標の一つとなる数字である。
月次の売上速報で前年割れの数字を見ると、現場の努力が結果に結びついていないような焦りを感じる経営者は多いはずです。特に客数・客単価の両方が落ちているとなると、原因の切り分けに頭を悩ませる状況だと思います。
チムニーのような大手居酒屋チェーンの月次データは、外食業界全体の消費動向を測る指標として注目されやすいものです。2カ月ぶりの前年割れという事実は、直近まで続いていた回復傾向に一時的な変化が出た可能性を示しており、単月の数字だけで一方的な悪化と判断するのは早計とも言えます。
客数・客単価の減少要因を、天候や曜日配置といった外部要因なのか、競合の動きや自店の価格施策の影響なのかを分けて分析する方法があります。また、単月の変動に過度に反応せず、複数月のトレンドで自店の状況と比較しながら判断していくというアプローチも考えられます。