
マルコーフーズは26年秋冬に向け、デリカ向けメニュー提案を中心に販促を強化する。主力の山芋加工品のオフシーズンにあたる時期の販売量拡大を目指す狙いだ。青森新工場の本格稼働により本社工場に余力が生まれ、特注品や新商品開発への注力も進める。足元の販売状況は前年同期比で数量減・金額増で推移し、26年1月の価格改定が数量の鈍化に影響したという。
季節商品の需要をどう均していくかは、多くの食品メーカー・飲食店に共通する悩みですね。オフシーズンの売上をどう確保するかは経営の安定に直結する課題だと感じます。
山芋加工品は季節性が強い商品であり、デリカ(惣菜)向けにメニュー提案を広げることで通年需要を創出しようとする動きは、原料メーカーが自社工場の生産余力を活用しながら需要の平準化を図る典型的な戦略といえます。価格改定による数量減という短期的な影響も見られ、需要創出と価格対応の両立が課題になっている状況がうかがえます。
デリカ業態や飲食店側では、こうした素材メーカーの新メニュー提案を活用し、季節を問わない商品展開のヒントとして取り入れるという道もあります。また、価格改定後の数量動向を注視しながら、自社の仕入れ先の生産体制の変化(新工場稼働など)を商品開発の機会として捉える視点も考えられます。