
カフェ・ベローチェが9月1日から価格改定を実施する。立地に応じた地域別価格を導入し、ブレンドコーヒーRは20〜70円値上げして350〜450円となる。最も高い価格帯はスターバックスのブリュードコーヒーShort(380〜394円程度)を上回る水準になる。一方、7月に値上げしたドトールはブレンドSを300円にとどめており、同じコスト高環境下でも各社の価格戦略には差が生まれている。ベローチェはコロワイド傘下入り後初の値上げとなる。
原材料費や人件費の高騰が続く中、値上げのタイミングや幅の判断に悩む経営者は多いはずです。大手チェーン同士でも対応が分かれている状況を見ると、正解のない難しい判断だと改めて感じます。
ベローチェは地域別価格を導入し、立地によって値上げ幅を変える方式を取った一方、ドトールは全国一律で価格を抑える方向を選んでいます。同じコーヒー豆・人件費・物流費の高騰という共通課題に対し、大手同士でも価格戦略に差が出ている構図です。
立地や客層に応じて価格を細かく分ける方法もあれば、あえて一律価格で分かりやすさや安心感を打ち出す方法もあります。値上げ幅を抑えて客数を維持する選択肢と、価格転嫁をしっかり行い利益率を確保する選択肢の両方を、自店の商圏特性と照らして検討する道もあります。