
ABEJAはJR東日本と連携し、高輪ゲートウェイシティの館内物流完全自動化を目指す実証プロジェクトを9月3日に開始した。自律走行型デリバリーロボットへの荷物受け渡しは多品種・不規則配置のため自動化が難しく人手に頼っていたが、AIがロボットを自律制御する「フィジカルAI」技術を用い、双腕ロボットによる受け渡し工程の自動化に成功したという。今後は現場データの収集を進め、館内配送全体の自動化を検証していく方針。
館内デリバリーの人手不足や配送コストに悩む施設運営者・店舗にとって、こうした自動化の動きは他人事ではないと感じる方も多いのではないでしょうか。
商業施設や複合開発エリアではロボットによる館内配送の実証が広がりつつありますが、荷物の受け渡しという“最後の壁”は自動化が難しく人手に頼ってきた領域でした。今回のフィジカルAI活用は、その壁を崩す動きの一例として業界内で注目される位置づけにあります。
自店舗で今すぐロボット導入を検討する道もあれば、まずは商業施設側の実証結果を注視し、館内配送の効率化が飲食店の受け取りオペレーションにどう影響するかを見極めるという道もあります。将来的な人手不足対策として、こうした自動化技術の動向を情報収集しておくという選択肢も考えられます。