
くら寿司は8月に始まった「ちいかわ」コラボキャンペーンで従業員による不正が発覚したことを受け、6~7日の2日間、全品10%割引を実施する。対象は京都府内22店舗を含む全国の店舗で、店舗一覧も公表されている。人気コラボ企画の運営に関わる不正対応として、顧客への謝罪的な意味合いを持つ施策とみられる。
人気コラボ企画が原因で従業員の不正が起きたと聞くと、現場を預かる経営者としては他人事とは思えない気持ちになるのではないでしょうか。せっかくの好機が管理の甘さで信頼低下につながるのは、どの店にとっても痛手です。
大手チェーンが話題性の高いコラボ企画を展開する際は、集客効果が大きい一方で、限定グッズやノベルティの取り扱いを巡って現場運用に負荷がかかりやすい構造があります。今回のような不正発覚は、企画の魅力が強いほどリスクも比例して大きくなることを示す事例といえます。
割引や謝罪キャンペーンで信頼回復を図る対応は一つの方法ですが、限定グッズ・コラボ商品を扱う際に事前にルールを明文化し、従業員に周知徹底しておくという道もあります。また、不正が起きやすいポイント(在庫管理・購入制限など)を洗い出し、チェックの仕組みを設けておくという選択肢も考えられます。