
くら寿司は6日、人気キャラクター「ちいかわ」とのコラボキャンペーンを中止した。従業員による景品の不正横領が判明したためで、同日の営業開始時からコラボ内容すべてを取りやめた。同社は「ビッくらポン!」の景品がフリマサイトに大量出品されているのを確認し調査した結果、従業員の不正が発覚。警察にも相談しているという。おわびとして6日・7日の2日間、レジで全品10%引きを実施すると発表した。
人気コラボを楽しみにしていた客も多かっただけに、従業員の不正で台無しになったことは経営側としても悔しい思いだろう。現場管理の難しさに頭を悩ませる経営者は少なくないはずだ。
チェーン規模が大きくなるほど、キャンペーン景品や在庫の管理を店舗任せにする部分が増え、内部不正のリスクも高まる構造がある。今回のように話題性の高いコラボ企画ほど、転売目的の不正の標的になりやすい側面も浮き彫りになった。
景品や販促物の在庫を数値管理し定期的に棚卸しする、フリマサイト等での不審な出品を監視する仕組みを持つ、従業員教育や内部通報制度を強化するなど、複数のアプローチを組み合わせて再発防止を図るという道もある。