くら寿司は先月21日から今月30日まで予定していた「ちいかわ」コラボキャンペーンを、6日から中止すると発表した。複数のフリマサイトでグッズの転売が確認され、従業員への聞き取りを実施した結果、1店舗で従業員による横領の疑いが判明。同社は現在、警察にも相談しているという。景品として提供していたマグネットやフィギュアなどの管理体制が問題視される事態となった。
人気コラボで集客できるはずが、こんな形で中止に追い込まれるのは経営側として悔しい思いだろう。せっかくの企画が台無しになった現場スタッフの気持ちも複雑なはずだ。
コラボグッズや限定景品は集客力が高い一方、在庫管理や配布ルールが曖昧になりやすく、不正の温床になりやすいという構造的な弱点がある。今回のように大手チェーンでも従業員による横領が起きたことは、景品管理の甘さがどの店舗にも潜みうることを示している。
景品や限定グッズの在庫を個数管理し、配布記録を店舗ごとに可視化するという方法もある。フリマサイトの出品状況を定期的にモニタリングし、異常があれば早期に把握する仕組みを取り入れる道もある。従業員教育とあわせて、景品管理の責任者を明確化することで再発防止につなげる考え方もある。