
松屋フーズは店舗・工場から出る食品残渣に豚ふんやかき殻、わかめなどを配合したリサイクル堆肥「牛めし屋さんのリサイクル堆肥」を、カインズの一部店舗で8月9日から販売開始した。内容量25リットルで価格は498円(税込)。これまで提携農家向けに限定していた堆肥を、カインズ50店舗を通じて農業関係者や家庭菜園を楽しむ一般消費者にも販売できるようにした。今後は取扱店舗を順次拡大する方針としている。
食品残渣の処理コストや廃棄ロスに頭を悩ませている経営者は多いはずで、大手チェーンがそれを新たな商品価値に変えた事例には注目したくなります。
外食大手が自社の食品残渣を堆肥として資源化し、小売店との連携で一般消費者向け販売網に乗せる動きは、フードロス対策と環境配慮を両立させる取り組みの一つとして位置づけられます。単なる廃棄物処理から一歩進み、副産物を新たな収益・PR機会に変える発想が特徴です。
個店や中小チェーンがすぐに堆肥化・商品化まで手掛けるのは難しくても、地域の農家やリサイクル業者と連携し食品残渣の活用先を探るという道もあります。また、こうした環境配慮の取り組みを店頭やSNSで発信し、ブランドイメージ向上につなげるという選択肢も考えられます。