
リテールパートナーズ傘下の食品スーパー、マルミヤストア(大分県、93店舗)は8月21日、宮崎県の惣菜製造会社・惣栄食品を傘下に持つ日髙HDの全株式を取得し子会社化した。取得額は非公表。惣栄食品は1991年設立で宮崎県内トップシェア、和惣菜や巻き寿司、おはぎなどを製造・卸売りしており、2026年3月期売上高は9億1100万円、営業利益9400万円、純利益6400万円。マルミヤストアは経営資源やノウハウの活用、物流効率化を通じて商品供給力の強化を目指すとしている。
惣菜という日々の商売が、大手スーパーグループの傘下に入って新たな一歩を踏み出すニュースには、地域で頑張ってきた事業者としての感慨を覚える経営者も多いはずです。
スーパーが惣菜製造会社を買収し内製化・グループ化を進める動きは、中食市場の拡大とともに各地で見られる構造的な流れの一つです。物流や商品開発のノウハウを取り込み、スーパー側が惣菜のバリューチェーンを強化しようとする動きと位置づけられます。
地域の惣菜・食品製造事業者にとっては、単独での存続だけでなく、大手グループの傘下に入り経営基盤や販路を強化するという選択肢も検討材料になり得ます。一方で、独自ブランドや地域密着の強みを活かして独立路線を続けるという道もあります。