ステーキ店チェーンのブロンコビリーは2026年12月期の連結純利益予想を前期比32%増の26億円に上方修正した。売上高は13%増の340億円、営業利益は35%増の39億円を見込む。社長は平均単価で140円ほど値上げしたが客数は落ちていないと説明。4月に買収した食肉加工会社の業績寄与や原材料価格の落ち着きも増益要因となっている。26年1〜6月期の純利益は前年同期比53%増だった。
値上げすれば客足が遠のくのではという不安を抱える経営者は多いはず。それでも増収増益を達成した今回の結果は、値上げの進め方次第で客離れを防げることを示す事例として気になるニュースだ。
外食業界全体で原材料高・人件費高への対応として値上げが広がる中、値上げ後も客数を維持できるかどうかが各社の経営課題になっている。今回のケースは、メニュー刷新や体験価値向上とセットで値上げを行った点、さらに買収による事業拡大で利益を底上げした点が特徴といえる。
単純な価格転嫁だけでなく、サラダバーやメニューの刷新など提供価値を高めた上で値上げする方法や、原材料の調達ルートを見直してコストを抑える方法など、いくつかの組み合わせを検討する道がある。またM&Aによる調達力強化や商品ラインの拡充も選択肢の一つとして参考になる。
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