
ラーメンチェーンを展開する丸千代山岡家は、中間期の営業利益が前年同期比27.0%増となり過去最高を記録した。8月の既存店売上高も前年同月比9.1%増と好調を維持している。値上げや商品戦略、既存店の集客力強化などが業績を支えているとみられ、外食大手の中でも堅調な決算として注目される内容となっている。
同じラーメン業態や外食業に携わる経営者にとって、既存店売上が伸び続けているという数字は励みにも焦りにもなる知らせではないでしょうか。
外食全体が原材料費・人件費の上昇に苦しむ中で、既存店売上高が二桁近い伸びを見せ、営業利益も過去最高を更新するチェーンが存在することは、業態内での明暗が分かれつつある構造を示しています。値上げ耐性のある商品力やブランド力を持つ企業が、厳しい環境下でもシェアを伸ばしている可能性があります。
小規模店では同様の値上げ耐性を持つメニュー開発やブランディング強化を検討する道もありますし、逆に価格訴求や独自の顧客体験で差別化を図る道もあります。大手の好決算を単純な模範解答とせず、自店の立地や客層に合わせた戦略を組み立てていくことが重要になりそうです。