
KDDIは8月19日、子会社menu株式会社が運営するフードデリバリー「menu」を9月30日に終了し、同社を解散・清算すると発表した。menuは2021年にKDDIと資本業務提携を締結し、翌2022年には追加出資を受けてauスマートパスプレミアム会員向け配達料無料特典などau経済圏との連携を強化していた。レアゾン・ホールディングスとの共同運営でサービス地域拡大を進めてきたが、競争環境の変化や事業見通しを踏まえ、経営資源を別分野に振り向ける判断に至ったという。
デリバリー市場の激しい競争を横目に、大手資本の後ろ盾があるサービスでも撤退を余儀なくされる現実を目の当たりにし、不安を感じる経営者も多いのではないでしょうか。
フードデリバリー業界は大手プラットフォーム間の競争が激化しており、KDDIのような大手通信会社が経済圏戦略の一環として参入したサービスでさえ、事業継続の判断が難しくなっている状況がうかがえます。
特定のデリバリープラットフォームに依存しすぎず、自社サイトやSNSでの直接注文導線を整えるという道もありますし、複数のデリバリーサービスを併用してリスクを分散するという選択肢もあります。今後のサービス撤退・統合の動きを注視しながら柔軟に対応する姿勢が求められそうです。