北九州市小倉北区で8月8日、中華そば専門店「金麦」がオープンした。店主の山下智也さんの両親が18年間営業し今年6月に閉店した中国料理店「瑛翔楼」の店舗を受け継ぎ、メニューと内装を刷新。店舗面積約20坪、席数26席。山下さんは実家の店で10年、中国でも5年料理人として修業。看板のしょうゆラーメンは4時間以上煮込んだスープが特徴で、「牛そば」1,280円、「豚そば」1,180円などを提供する。
家業を畳むか継ぐか、しかも業態を変えてまで残すかどうかは、多くの飲食店経営者にとって他人事ではない重いテーマだと思います。長年の看板を下ろす決断と、新たな形で店を再生させる決断、その両方に葛藤があったはずです。
親から子への事業承継は、そのまま同じ業態を続けるケースだけでなく、後継者の経験や強みを生かして業態転換するケースも増えています。今回のように中国料理店をラーメン専門店にリニューアルする例は、修業経験を武器にした承継型の新規開業として位置づけられます。
事業承継の場面では、既存の屋号・立地・常連客を活かしつつ業態を変える方法もあれば、内装や設備を最小限の改装にとどめてコストを抑える方法もあります。また、後継者自身の修業経験や海外経験を看板メニューの差別化要素として前面に打ち出すという打ち手も考えられます。
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