
7月13日にサイバー攻撃でシステム障害を発表した冷凍食品大手ニチレイ。物流は国内最大規模で、影響は外食チェーンなど全国に拡大した。新潟市東区の給食食材卸売業者では、取引先メーカーの一部商品が出荷停止となったが、複数メーカーと取引を分散していたため学校への納入は滞らなかった。さらに障害発生が夏休み前の7月中旬だったことも幸いし、これが通常の繁忙期である4~6月であれば影響はより大きかったと担当者は指摘している。ニチレイは17日から出庫業務を順次再開した。
取引先の一つが突然止まっても現場が回った背景には、日頃からの地道な備えがあったと知ると、経営者としては身が引き締まる思いになるのではないでしょうか。
大手食品メーカーへのサイバー攻撃は物流網を通じて外食・学校給食まで一気に波及する構造的リスクであり、単一サプライヤーへの依存度が高いほど影響が大きくなる典型例といえます。今回は発生時期が夏休み直前だったという偶然も重なり、被害が限定的にとどまりました。
仕入れ先を一社に集中させず複数メーカー・複数ルートに分散しておくという方法や、繁忙期を見据えて在庫や代替調達先を事前に確保しておくという方法も考えられます。取引先のシステムリスクを織り込んだ調達体制の点検を、平時のうちに進めておくという道もあります。
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