山形市の道の駅やまがた蔵王で、キッチンカーが集まるグルメイベントが開催された。夏休み期間中に実施され、参加19店舗のうち12店舗が初出店。出店条件は「新メニューを出すこと」で、来場者の投票でナンバーワンを決める仕組み。コロナ禍で売上が落ち込んだキッチンカー事業者を支援する目的で昨年から始まり、冬と夏の年2回開催されている。
キッチンカーという業態は身軽さが魅力でありながら、集客の波に売上が左右されやすい厳しさも抱えています。コロナ禍で客足が落ち込んだ経験を持つ事業者にとって、こうした支援の場があることは心強い存在ではないでしょうか。
道の駅を舞台にしたイベントは、固定店舗を持たない出店者にも安定した集客チャネルを提供する仕組みとして機能しています。新メニュー投入を出店条件にすることで、事業者側にも商品開発への動機付けが生まれ、来場者にも新鮮な体験を提供できる構造になっている点が特徴的です。
固定店舗の経営者にとっても、期間限定・条件付きのイベント出店は新メニューのテストマーケティングの場として活用できるという道があります。また地域の道の駅や自治体と連携し、期間限定の共同イベントに参加することで新規顧客層への接点を広げるという方法も考えられます。投票制度のような可視化された競争を取り入れることで、事業者のモチベーション向上につなげる工夫も一つの選択肢です。