日本KFCは、食材配送を委託する物流会社(ニチレイグループ)で発生した不正アクセスによるシステム障害の影響で、7月13日以降、一部店舗で商品欠品・メニュー制限・営業時間短縮が発生していたと発表。委託先の業務正常化を受け、7月22日から全店舗で通常営業を再開した。同社は発生原因を問わず安定供給が責務と説明し謝罪。感謝とお詫びの意を込め「Chicken is back!」特別クーポンの実施も発表した。
取引先の障害という自社では防ぎきれない要因で、品切れや時短営業に追い込まれ、お客さまへの説明や現場対応に追われた店舗スタッフのご苦労は察するに余りあります。原因が自社になくても矢面に立たされる立場の難しさは、規模の大小を問わず共感できる経営者は多いはずです。
食材や物流を外部委託に依存する構造は多くの飲食チェーンに共通しており、委託先側のシステム障害やセキュリティ事故が自社の店舗運営に直結するリスクは今後も存在します。今回のようにサプライチェーンの一部が停止すると、規模の大きなチェーンでも短期間で全店に影響が及ぶことが示されました。
取引先を含めた委託先の分散化やバックアップ体制の見直しを検討する道もあれば、障害発生時の顧客への迅速な情報開示とお詫び施策をあらかじめ用意しておくという道もあります。また、今回のような特別クーポンでの信頼回復策を自店の危機対応の参考事例として蓄積しておくという考え方も一つの選択肢です。
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