
モスフードサービスが発表した2027年3月期第1四半期(4〜6月)決算は、売上高246億3600万円で前年同期比3.6%増となったものの、営業利益は8億1100万円で52.9%減、経常利益は8億9300万円で49.7%減と大幅な減益となった。売上は伸びているにもかかわらず利益が半減した背景には、原材料価格の高騰があるとされている。増収減益という構図は、値上げや販促で客数・売上を維持できても、コスト増を吸収しきれていない状況を示している。
売上は伸びているのに利益が半分以下になってしまうと、経営としてはむしろ危機感が強まりますよね。頑張って集客しているのに報われない感覚は、多くの飲食店経営者が共感できる悩みだと思います。
モスフードのような大手チェーンでも原材料高騰の影響を吸収しきれず、増収減益になっているという事実は、コスト構造の問題が業界全体に共通していることを示しています。仕入れ規模の大きい大手でこの状況ということは、中小・個人店ではさらに厳しい状況にある可能性が高いと考えられます。
値上げのタイミングや幅を見直す、原価率の高いメニューの構成比を調整する、仕入れルートや発注ロットを見直してコストを抑えるなど、複数のアプローチを組み合わせて検討する道があります。また、短期的な利益率だけでなく、原材料高騰が今後も続く前提でメニュー設計や価格戦略を見直すという視点も選択肢の一つです。