
アプリ開発プラットフォーム「Yappli」を提供するヤプリは、「ワンカルビ」「きんのぶた」など135店舗を展開する1&D(大阪市)の複数ブランド共通公式アプリ「ワン・ダイニング公式アプリ」の開発を支援した。1&Dはこれまで店舗ごとにLINE公式アカウントで顧客接点を作っていたが、今回のアプリ導入により来店回数に応じたランクアップ制度を設け、リピーターへの還元と継続的な顧客接点の創出を図る。1&Dは関西・関東・九州とベトナムにも店舗を展開している。
複数ブランドを展開する中で、店舗ごとに顧客管理が分断されてしまうもどかしさを感じている経営者は多いはずです。せっかく来店してくれた常連客との接点を、ブランドの垣根なく生かしたいという思いが伝わってきます。
これまで多くの飲食企業は店舗単位・ブランド単位でLINE公式アカウントを運用してきましたが、複数業態を持つグループでは顧客データが分散し、全体最適な接客・販促がしにくいという課題が構造的にありました。共通アプリ化とランク制度は、グループ全体でリピーターを可視化し育成する仕組みへの転換といえます。
既存のLINE運用を維持しつつ段階的にアプリへ移行する道もあれば、複数ブランドを跨いだ会員基盤を先行して構築し、その後にランク制度や特典を拡充していく道もあります。自社の店舗数やIT投資余力に応じて、外部プラットフォームの活用度合いを調整する選択肢も考えられます。