
北海道白老町の焼肉店「天野ファミリーファーム」が7月から、ニッカウヰスキーの「竹鶴」「余市」ハイボールの価格を恒久的に引き下げた。竹鶴ピュアモルトは1220円から960円、余市シングルモルトは1120円から920円に改定し、新たに宮城峡シングルモルトも920円で追加。期間限定ではなく通常価格としての改定で、白老牛の一頭買い提供とあわせて客単価戦略の見直しを図っている。
原材料費が上がり続ける中で、あえて価格を下げるという判断には勇気が要ります。ドリンク単価を削ってでも来店動機を作りたいという経営者の思いが伝わってきます。
焼肉業態では肉の原価上昇が続く一方、ドリンクは比較的裁量を持って価格設計できる領域です。ウイスキーハイボールという専門性の高いメニューを軸に、肉以外の価値で差別化を図る動きは業界内でも珍しい部類に入ります。
ドリンク単価を下げて回転率や併売メニューの利用を促すという道もありますし、逆に専門性の高いドリンクを看板化して単価を維持したまま集客する道もあります。どちらを選ぶにしても、値下げした分をどのメニューで回収するかの設計が鍵になりそうです。
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