
六本木の焼鳥店「焼鳥さいとう」が9月3日の「秋の睡眠の日」に合わせ、睡眠と美容をテーマにした秋の新メニューを発表した。同店は2026年4月開業、運営は4shift。オーナーの齊藤淨一氏は寝具・睡眠産業に28年携わり大手寝具メーカーの社長も務めた経歴を持つ。食材選びだけでなく組み合わせ・食べる順番・量・香り・コース構成まで設計し、「入店から翌朝まで」を一つの体験と捉える点が特徴。
新しい業態や独自コンセプトで勝負する店の挑戦には、同じ飲食業として刺激を受ける経営者も多いはずです。ただ、話題性のあるコンセプトを軌道に乗せる大変さも実感として理解できるところでしょう。
焼鳥という既存業態に「睡眠・美容」という異分野の付加価値を掛け合わせ、体験全体を再定義しようとする動きです。健康志向やウェルビーイングをテーマにした飲食店の差別化戦略の一例として位置づけられます。
こうした事例からは、既存メニューに専門性のあるテーマを掛け合わせて独自性を出すという方法論も見えてきます。一方で、コース構成や食材選定に手間がかかる分、オペレーションや価格設定への影響も考慮する道もあるでしょう。自店の強みと組み合わせられる異分野のテーマを探る、という発想も一案です。