
外食大手コロワイド傘下でカフェ・ベローチェやカフェ・ド・クリエを運営するC-United(東京都)が9月1日から順次値上げを実施する。原材料費・人件費の上昇が背景で、コロワイド傘下入り後では初の値上げとなる。立地に応じた地域別価格を導入しており、ベローチェのブレンドコーヒー(レギュラーサイズ)などが対象とみられる。
原材料費や人件費の上昇に耐えかねて価格を見直さざるを得ない状況は、多くの飲食店経営者にとって切実な悩みとして共感できるところです。大手チェーンでさえ値上げに踏み切る姿を見ると、自店の判断にも背中を押される思いがあるかもしれません。
大手カフェチェーンが地域別価格制度を維持しつつ値上げに踏み切る動きは、原価上昇分を単純な一律値上げではなく、立地や客層に応じてきめ細かく価格転嫁しようとする業界全体の傾向を映しています。コロワイド傘下入り後初という位置づけも、グループ全体でのコスト構造見直しの一環と捉えられます。
値上げの幅を一律にせず、店舗の立地や客層に応じて価格を調整するという選択肢もあります。また、値上げのタイミングで商品の質や量、サービス内容を見直し、価格に見合う価値を伝える工夫を行うという道もあります。原価上昇分を全て価格転嫁せず、一部をメニュー構成の見直しやオペレーション効率化で吸収するという方法も考えられます。