
単身・共働き世帯の増加で惣菜市場全体は拡大基調にあるが、袋物(パウチ)惣菜は伸び悩んでいる。スーパーでは出来たて感のある惣菜売場が強化される一方、袋物惣菜は惣菜と離れたチルドケースに陳列され、同じ惣菜として消費者に認識されにくく、プロモーションが届きにくい状況がある。チルドならではの品質の高さや、惣菜・冷凍食品とは異なるストック・消費スパンを打ち出す商品設計が、需要拡大の鍵になるとみられている。
惣菜が伸びていると聞くと自店にも関係ありそうだと感じつつ、実際にはどの商品カテゴリーの話か気になる経営者も多いはずです。市場全体の数字と自店の実感が一致しないもどかしさに共感します。
惣菜市場自体は拡大していますが、その恩恵が均等に行き渡っているわけではなく、陳列場所や見せ方次第で同じ「惣菜」でも売れ行きに差が出る構造が浮き彫りになっています。中食が伸びる流れの中でも、商品特性に合った売場設計や訴求ができているかどうかが明暗を分けているようです。
惣菜や中食関連商品を扱う場合、通常の惣菜と一緒に見せて出来たて感を演出する方法もあれば、ストック性や保存性を前面に打ち出して差別化する方法もあります。自店の客層や購買動機に合わせて、どちらの見せ方が響くか試してみるという選択肢も考えられます。