
食品卸大手のトーカンが、給食向け業務用食品卸のイト商を買収した。給食市場は食材調達の効率化やコスト管理の重要性が高まっており、卸業界では規模拡大による調達力強化やM&Aを通じた事業基盤の拡充が進んでいる。今回の買収も、給食分野における供給網の強化を狙った動きとみられる。
仕入れ先の卸が買収されると聞くと、取引条件や納品体制が変わるのではと不安を感じる経営者も多いはずです。
給食向け食品卸の業界では、原材料高や人手不足を背景に、単独での事業継続が難しくなる中小卸が増えており、大手による買収・統合が進んでいます。トーカンによるイト商買収も、こうした業界再編の流れの一つと位置づけられます。
取引先卸が買収された場合、まずは価格や納品条件に変化がないか早めに確認するという道があります。また、複数の仕入れルートを持っておくことでリスク分散を図るという考え方もあります。長期的には、卸の再編動向を注視しながら自店に合った調達先を見直す機会と捉えることもできます。