
チムニー(株)の2027年3月期第1四半期(2026年4月〜6月)決算は、売上高が前年同期比4.4%増の66億円、営業利益は同5.0%増の約1億円で増収増益となった。一方、持分法による投資損失約800万円の計上が影響し、経常利益は同16.2%減の約1億円にとどまった。通期予想は据え置きで、純利益は前期比50.5%減を見込む。主力は居酒屋事業とコントラクト事業(防衛省・法務省所管施設内の飲食店運営)。
居酒屋業態を営む経営者にとって、売上や営業利益が伸びていても最終利益が目減りするというニュースは他人事に感じにくいテーマです。数字の表面だけでなく、その裏にある要因まで気になるところではないでしょうか。
今回は本業の飲食事業自体は増収増益で堅調に推移していますが、持分法適用会社の投資損失という営業外要因が経常利益を押し下げ、通期純利益の見通しも大きく下方に据え置かれています。居酒屋大手チェーンにおいても、本業以外の要因が最終損益を左右する構造が改めて浮き彫りになった形です。
自社の決算や事業計画を見る際にも、本業の収益力と営業外損益を分けて評価する視点を持つという方法があります。また関連会社への出資やコントラクト事業のような多角化施策について、リスクとリターンを定期的に点検する道も考えられます。