
ニチレイは7月24日、サイバー攻撃で発生していたシステム障害に伴う受発注制限を全拠点で解除し、通常稼働に移行したと発表した。障害は7月13日に発生し、子会社のニチレイロジグループとニチレイフーズの冷蔵倉庫の入出庫・冷凍食品出荷業務に影響、外食産業でのメニュー制限やスーパーでの冷凍食品欠品も生じた。ロシア系ハッカー集団の犯行声明も確認されており、取引先は約5000社に及んだとされる。混乱は約10日余りで収束した。
取引先の一社が動けなくなるだけで、店の仕入れやメニュー提供にまで直接影響が及ぶ怖さを、今回改めて実感した経営者も多いのではないでしょうか。
食品メーカーの物流・受発注システムが不正アクセスを受けたことで、外食店舗のメニュー制限やスーパーでの欠品にまで波及した今回の事例は、サプライチェーンの一箇所が止まると現場に直結する構造を示しています。特定の取引先に発注や在庫を集中させている店ほど、こうした障害の影響を受けやすい位置づけにあると言えます。
仕入れ先を一社に依存せず複数ルートを確保しておくという道もあれば、在庫リードタイムに余裕を持たせて短期の欠品に備えるという方法も考えられます。また、自店で使う主要食材について代替品やメニュー変更の選択肢をあらかじめ用意しておくことも、こうした不測の事態への備えの一つになりそうです。
飲食noteは、業界ニュースとAIコンサル「フクタン」の解説を毎日無料で読める、飲食店経営者のためのメディアです。