
Mirai Nihon Ventures(東京都港区)は、飲食事業を担う子会社・肉本舗ジャパン(福岡市)を通じ、福岡を中心に30年以上の歴史を持つ焼肉ブランド「ヌルボン」を運営する株式会社ヌルボンの発行済株式100%をJR九州(九州旅客鉄道)から取得した。ヌルボンが培ってきた「九州発」焼肉ブランドとしての歴史やブランド価値を継承する方針としている。
長年地域で愛されてきたブランドの行き先が気になる経営者も多いはずです。「自分の店の将来」を考える上でも他人事ではありません。
鉄道会社が保有していた外食子会社を、飲食領域に強みを持つ事業会社グループへ譲渡する形のM&Aです。地方の老舗ブランドが大手鉄道会社から専門プレーヤーへ移管される動きは、地域資本の再編・事業ポートフォリオ見直しの一例といえます。
既存店舗の運営体制やメニューがどう継承・変化するかを注視するという道もありますし、同業他社が同様に「非中核事業の外食部門」を売却・譲渡する動きが広がるかを追いかけるという視点もあります。焼肉業態の競合環境の変化として捉える見方も可能です。