ホリイフードは、買収した鮨桝食品が保有する不動産を4億円で売却したと発表した。同社は買収完了前の段階からこの不動産売却による投資回収を宣言しており、その方針通りに実行した形となる。売却発表後、ホリイフードの株価は上昇している。M&Aにおける不動産活用を先に明示し、実際に計画通り進めた点が注目されている。
買収や大型投資の話は、日々の店舗運営に追われる経営者にとって縁遠く感じられるかもしれませんが、資金の使い方の工夫という点では学びがあります。
外食企業のM&Aでは、買収対象が持つ不動産などの資産をどう活用するかが投資回収のカギになることがあります。今回のケースは、その計画を事前に公表し、実際に実行して株式市場からも好感された事例といえます。
自社が事業譲渡やM&Aを検討する際には、店舗や土地・建物といった不動産価値を切り分けて考える方法もありますし、逆に買収する側であれば、対象企業の資産構成を早い段階で精査しておくという道もあります。