JR九州が展開する焼肉店「ヌルボン」13店舗が投資会社に買収された。店舗当たり売上高は1.5億円に達するものの、赤字が続いていたことが売却の背景とされる。鉄道会社が非中核の外食事業を切り出し、専門性を持つファンドが引き受ける形での事業再編となった。
売上規模は悪くないのに利益が出ない――多くの経営者が抱える悩みと重なる話ではないでしょうか。数字だけでは見えない収益構造の難しさを感じさせるニュースです。
鉄道会社などの非外食本業企業が、シナジーの薄い飲食事業を投資会社やファンドに切り出す動きは近年目立っています。売上規模があっても収益化できない店舗群を、専門的な運営知見を持つ主体に委ねる再編の一例と言えます。
買収後は店舗運営の効率化やメニュー・オペレーション見直しで収益改善を図る道が考えられます。また自社が非中核事業を抱えている場合、早期に得意な事業者へ譲渡し身軽になるという選択肢も検討材料になり得ます。