松屋フーズが、つけめんブランド「舎鈴」を東海エリアに初めて出店する。舎鈴は買収によって松屋フーズグループに加わったブランドで、この買収効果により全社売上は増加した一方、利益面では減益となっている。なお、舎鈴と並ぶ人気つけめんブランド「六厘舎」は現在6店舗のみの展開にとどまっている。
新エリアへの出店は心強いニュースですが、増収でも減益という数字を見ると、拡大と収益性の両立の難しさを感じる経営者も多いのではないでしょうか。
外食大手による人気ブランドの買収・エリア拡大は近年目立つ動きですが、買収によるのれん償却やブランド統合コストが利益を圧迫するケースは珍しくありません。今回も全社売上は伸びた一方で減益となっており、規模拡大と収益構造の両立が課題として浮かび上がっています。
出店エリア拡大を急ぐ前に、既存店の収益体質を固めてから展開するという考え方もあります。また、買収ブランドの独自性を保ちながら本体のオペレーションと融合させる段階的な統合を進める道、逆に少数精鋭で店舗の質を維持し続けるブランド戦略を選ぶ道など、複数のアプローチが考えられます。