
福岡地所などで構成する清流リバーフロント運営事業体は9月11日、博多区中洲の清流公園で「北側プロムナード」と「橋上広場」の供用を開始する。福岡地所グループとして初めてPark-PFI制度を活用した水辺のまちづくりで、4月1日から指定管理者として段階的に整備を進めてきた。開業に合わせ、園路や広場に面したテイクアウト専門の小型売店(飲食ポート)を計3店舗新設し、うち1店は人気ベーカリー「daco」初のテイクアウト専門店となる。フードやコーヒー等を提供する見込み。
公園という公共空間に自店を出すという選択肢は、家賃相場や集客導線が読みにくい分、勇気がいる決断だと感じている経営者も多いのではないでしょうか。それでも新しい人流が生まれる場所には、既存の商圏では出会えない客層があるはずです。
今回の出店は、行政・デベロッパーが主導するPark-PFI制度を使った公共空間の商業活用という、近年広がりつつある枠組みの一例です。人気ブランドが小型のテイクアウト業態で公園内出店するのは、店舗投資を抑えつつブランド認知を広げる手法として、大手・有力ブランドの間で選ばれやすい形といえます。
公園や公共施設の商業スペースへの出店は、賃料条件や集客の裏付けとなるイベント計画を事前に確認する道もあれば、まずはテイクアウト特化の小型フォーマットで試験的に参入し、反応を見て展開を広げるという道もあります。既存店ブランドを持つ場合は、こうした新しい立地での実験を、本店とは異なる客層開拓の機会として捉える考え方もあるでしょう。
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