
焼肉店でハラミ・サガリとして使われる米国産牛内臓の卸値が3割急騰し、1キロあたり2800〜2900円となった。4月までの約2年間は2000〜2200円程度で推移していたが、米国での干ばつにより肉用牛の頭数が減少し供給が細ったことが背景にある。牛肉全体の高騰に続く動きで、比較的値ごろだった焼肉メニューも全面高の様相となり、大衆焼肉店の経営環境はさらに厳しくなっている。
値ごろ感を売りにしていた焼肉メニューまで値上がりするのは、経営者にとって頭の痛い話だと思います。原価が読めない中でメニュー構成を考える難しさは、現場に立つ人でなければ分からない苦労です。
牛肉本体の高騰に続き、これまで比較的安価だったハラミなどの内臓肉まで値上がりしたことで、焼肉業態は原価面での逃げ場が狭まっています。米国の干ばつという外部要因が長期化すれば、食べ放題という業態そのものの採算構造が問われる局面になり得ます。
内臓肉以外の部位やオーストラリア産・国産牛など調達先の多様化を検討する道もあれば、食べ放題の品目構成や制限時間を見直して原価をコントロールする道もあります。また、値上げに踏み切る場合でも、サイドメニューや体験価値を強化して単価上昇への納得感を高めるという選択肢も考えられます。
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