
山口県宇部市の「個室焼肉ごかく本店」が8月25日で開業10周年を迎えた。2016年に地元出身の金城鶴享さんが店舗を新築して創業し、全席個室・キッズスペース設置など家族層を意識した店づくりを実施。掘りごたつ完全個室14席、半個室60席、大広間36席を備え、少人数から大規模宴会まで対応する構成で、国産和牛と対面接客を軸に幅広い世代に支持され地域の人気店として定着したという。
10年間、地域に根差してお店を育て上げてきたご苦労は並大抵ではなかったと思います。ファミリー層に選ばれ続けるための日々の工夫、本当に頭が下がります。
個室焼肉という業態は、家族連れや接待利用など幅広い客層を取り込みやすい反面、内装投資や座席稼働率の管理が難しいという側面もあります。今回の事例は、開業時からのコンセプト設計と接客の一貫性が長期定着につながった好例といえそうです。
新規開業時にターゲット層を明確にして空間設計に落とし込むという方向性もありますし、既存店であれば個室・半個室・大広間といった座席バリエーションを見直すことで客層を広げるという道もあります。また、対面接客の質を磨くことをブランディングの軸に据えるという選択肢も考えられます。