
トリドールHDの2027年3月期第1四半期(4〜6月)決算は、売上収益723億1800万円(前年同期比3.5%増)で四半期として過去最高となった一方、営業利益は52億9400万円で34.3%減、親会社帰属当期利益も30億3100万円で31.0%減となった。丸亀製麺と国内その他は増収も人件費増などで減益。海外事業はアジア好調で増収増益、事業利益は過去最高。店舗数はグループ合計2080店舗。
売上が過去最高でも利益が2桁減となると、現場では喜びより不安の方が大きいのではないでしょうか。人件費の重さを日々実感している経営者は多いはずです。
外食大手でも増収減益という構図は、原材料費・人件費上昇が業績を圧迫している業界共通の課題を映し出しています。一方で海外事業が増収増益となっている点は、国内市場の成熟と海外成長の対比として業界内でも注目される動きです。
人件費上昇分を価格転嫁で吸収する道もあれば、生産性向上や省人化投資で対応する道もあります。また、国内が伸び悩む中で海外展開を検討するという選択肢も、大手の動向から見えてくる一つの方向性です。