
鮮魚専門店を展開する魚力は27年3月期第1四半期の連結経常利益が前年同期比32.6%増の5.7億円となった。これを受け上期経常利益予想を3.7億円から6.9億円へ86.5%上方修正(前年同期は9.2億円、減益率60.0%減→25.5%減に縮小)。通期予想も13.4億円から16.7億円へ24.6%上方修正した(前期は22.7億円、減益率41.0%減→26.5%減)。1Qの売上営業利益率は2.3%から2.6%に改善している。
数字だけ見ると増額修正で明るいニュースに見えますが、それでも前年を下回る水準というのが現場の実感に近いのではないでしょうか。
鮮魚を扱う専門店にとって、仕入れ価格や販売単価の変動が利益率に直結しやすく、今回の上方修正も市況や販売努力の積み重ねによるところが大きいと見られます。減益幅が縮小したとはいえ完全な回復には至っていない点は、業界全体の原価環境の厳しさを映しているとも言えます。
利益率改善の背景にある商品構成や販売手法の工夫を、自店の仕入れ・値付け戦略の参考にするという道もあります。また、上方修正の裏にある市況変化を注視しながら、自社の原価管理体制を見直すという道も考えられます。